コンデンサスクラップからのタンタルの分離回収法と塩化物廃棄物を利用する塩化法
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概要
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A fundamental study was carried out on the process for recycling tantalum from off-spec capacitor scraps that are generated during manufacturing process in a large mass. By oxidizing the capacitor scraps in air at 1150K, followed by physical and chemical treatments (e.g., magnetic separation, sieving, and acid leaching), tantalum oxide (Ta2O5) powder was recovered from the scrap with a yield of 90% or more. Tantalum powder with 99 mass% purity was obtained by the magnesiothermic reduction of the obtained tantalum oxide powder, and silicon was found to be major impurity in the tantalum. A new purification process for tantalum, utilizing chloride wastes generated from the titanium production process, was also investigated and thermodynamically analyzed from various aspects. Furthermore, it was experimentally proved that metallic tantalum can be chlorinated by iron chloride (FeClx), which is a major chloride compound in the chloride wastes from titanium smelting process, and that iron-free tantalum chloride (TaCl5) can be produced. The results obtained in this study demonstrate not only the effective purification process and recovery of tantalum but also the possibility of recovering chlorine from the wastes generated during the titanium smelting. The investigated process of recycling chloride wastes may be useful and applied to other metals, because it has the potential for reducing the chlorine loss caused by chloride waste generation in chloride metallurgy.
- 社団法人 資源・素材学会の論文
- 2005-07-25
著者
-
岡部 徹
東大生研
-
岡部 徹
東京大学 生産技術研究所 循環資源・材科プロセス工学研究室
-
岡部 徹
東京大学生産技術研究所 サステイナブル材料国際研究センター
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岡部 徹
テキサスa&mヘルスサイエンスセンターベイラー大学歯学部歯科理工学講座
-
岡部 徹
東京大学生産技術研究所
-
岡部 徹
東京大学 生産技術研究所
-
峯田 邦生
東京大学大学院工学系研究科 マテリアル工学専攻
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