クモヘリカメムシ,イネカメムシ,ホソハリカメムシ,アカスジカスミカメに加害される籾の登熟段階
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The rice bugs Leptocorisa chinensis Dallas, Lagynotomus elongatus (Dallas), Cletus punctiger (Dallas) and Stenotus rubrovittatus (Matsumura) are serious economic pests of rice crops in Japan. To clarify the ripening stages of spikelets preferentially attacked by these bugs in paddy fields, rice bugs were individually released for three days onto a rice panicle at stages of maturation 7, 14, 21 and 28 days after heading (DAH). The spikelets were classified into three groups according to position in a panicle, which is closely related to the flowering order. Group A contained top spikelets of the primary and secondary branches and bottom spikelets of the primary branches (early flowering). Group B contained spikelets of the primary branches except the top, second and bottom spikelets (mid flowering). Group C contained the other spikelets (late flowering). The bugs chose to feed on the spikelets in Group A and Group B on 7 DAH. At 14 and 21 DAH, however, bugs preferred the spikelets in Group C to those in the other two groups. In L. chinensis, L. elongatus and S. rubrovittatus, the total number of damaged spikelets decreased with maturation of the panicle, whereas there was no remarkable change in the number of spikelets damaged by C. punctiger. These results suggest that all species of rice bugs except C. punctiger selectively damage spikelets of ovaries are developing with lengthwise to sidewise elongation, whereas C. punctiger mainly attacks spikelets of ovaries developing with lengthwise to thickness elongation.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2004-11-25
著者
関連論文
- C224 クモヘリカメムシ成虫を誘引源としたトラップへの越冬世代成虫の誘引
- C223 クモヘリカメムシ越冬成虫の耐寒性
- イネにおける葉身傾斜の調節機構
- I109 2006〜2007年に採集したイネウンカ類アジア個体群の薬剤感受性
- C202 セジロウンカの国内移動事例の探索
- 海外におけるイネウンカ類の近年の発生状況 (ミニ特集:イネウンカ類)
- トビイロウンカの近年の発生状況と多発生要因 (ミニ特集:イネウンカ類)
- E211 2005年梅雨期に日本に飛来したトビイロウンカの飛来源推定(一般講演)
- 梅雨時期に九州に飛来するセジロウンカの飛来源推定
- H317 イネウンカ類の東アジアでの個体群間移動(一般講演)
- イネウンカ類のリアルタイム飛来予測
- P137 イネウンカ類飛来シミュレーションモデルの検証
- B301 イネウンカ類の飛来源の高精度推定 : 数値シミュレーションと実測値との比較(発生予察 被害解析)
- 研究課題 農林水産リモートセンシングデータベース作成及び大容量データ転送技術に関する研究(2.2一般研究)([2]共同利用研究)
- I124 スクミリンゴガイの個体群動態 : 密度操作による密度依存性の検出(防除法・害虫管理・IPM)
- クモヘリカメムシ個体数と斑点米発生数との関係およびその変動要因
- (35)気象データに基づくナシ黒斑病感染予測モデルの開発と予測精度の検証(関西部会講演要旨)(平成15年度地域部会講演要旨)
- インターネットを利用したナシ病害管理のための圃場気象データ収集システム
- (165)ニホンナシ黒星病感染予測モデルの検証(平成14年度 日本植物病理学会大会講演要旨)
- H206 アカスジカスミカメの性誘引フェロモンの同定
- 仮想植物の作成 : 2.形態と生長のモデル化L-studioの利用(作物の形態研究法:マクロからミクロまで)
- 仮想植物の作成 : 1.構造間の連結および位置情報の記述方法と3次元デジタイザによる形状計測(作物の形態研究法:マクロからミクロまで)
- 66 水稲の3次元生育シミュレータの開発 : 第4報 葉身形態の品種・系統間変動と形態の簡易表現
- A114 イネの発育ステージを指標としたイネウンカ類の動態解析(発生予察・被害解析)
- 仮想稲 : IV.穂の着粒構造のL-system表現
- 水稲の3次元生育シミュレータの開発 : 第3報 分げつ数モデルの考え方とその検証
- 水稲の3次元生育シミュレータの開発 : 第2報 水稲発育予測モデルによる出穂期と葉齢の推定精度について
- 水稲の3次元生育シミュレータの開発 : 第1報 モデルの基本概念と葉位別葉身長の定量化
- 仮想稲と葉身傾斜のシミュレーション
- 仮想稲:II.L-systemを応用した形態と生長のシミュレーション
- 仮想稲:I.3次元形態の測定と特性抽出
- オオメカメムシ1齢幼虫の生存と発育に及ぼすミカンキイロアザミウマ2齢幼虫給餌量の影響
- F307 クモヘリカメムシ成虫を誘引源としたトラップへの誘引の雌雄差
- イネミズゾウムシ Lissorhoptrus oryzophilus に対する育苗箱施用殺虫剤3剤の効果比較
- J116 イネミズゾウムシの育苗箱施用殺虫剤3剤の効果の比較(一般講演)
- C208 各種植物の穂におけるクモヘリカメムシの摂食行動(一般講演)
- 斑点米カメムシ類の近年の発生と課題
- イネ科牧草・雑草上におけるクモヘリカメムシとホソハリカメムシの発生動態
- G204 クモヘリカメムシの寄主植物に含まれる摂食行動の解発因の解明(一般講演)
- クモヘリカメムシ,イネカメムシ,ホソハリカメムシ,アカスジカスミカメに加害される籾の登熟段階
- I205 クモヘリカメムシ成虫のイネ科植物への定位(生態学)
- B311 水田内における稲籾の発育状態と斑点米カメムシ類3種の発生時期(発生予察 被害解析)
- B308 クモヘリカメムシ雌成虫の卵巣成熟率と寄生率の季節的変動(発生予察 被害解析)
- クモヘリカメムシ,イネカメムシ,ホソハリカメムシの加害によって生じた斑点米の種特異的な加害痕の特徴
- クモヘリカメムシとホソハリカメムシ越冬成虫のイタリアンライグラス圃場への飛来
- G225 クモヘリカメムシ越冬成虫のイネ科植物への移動時期の斉一性(斑点カメムシ)
- G224 クモヘリカメムシの斑点米率に及ぼす放飼時期、割れ籾、放飼地点からの距離の影響(斑点カメムシ)
- 箱施薬剤散布量削減がイネミズゾウムシによるイネ被害に及ぼす影響
- 発育パラメータを用いたクモヘリカメムシの世代数推定
- I224 イネの登熟段階に応じた斑点米カメムシ被害粒の特徴(防除法・害虫管理・IPM)
- 入水後の水田におけるスクミリンゴガイの出現
- I102 2005, 06年に日本に飛来した移動性ウンカ類の微量局所施用法による薬剤感受性
- 長距離移動性イネウンカ類に対する薬剤抵抗性の現状 (ミニ特集:イネウンカ類)
- F310 フィールドサーバによるクモヘリカメムシの日周活動と環境情報の同時収集
- C216 クモヘリカメムシ越冬世代の移動開始時期に影響する要因(一般講演)
- G205 クモヘリカメムシ成虫の休眠誘導における光周反応と酸素消費量(一般講演)
- G203 水田におけるクモヘリカメムシ卵期の死亡要因(一般講演)
- G202 クモヘリカメムシ発生予察への合成誘引剤トラップの応用(一般講演)
- アカスジカスミカメ Stenotus rubrovittatus (Matsumura) の稲穂における穿孔部位
- A104 個体群の齢構成と卵巣成熟に基づくクモヘリカメムシの発生動態の解析(発生予察・被害解析)
- E305 斑点米カメムシ3種の加害痕の特徴(防除学・害虫管理・IPM)
- D310 茨城県におけるウンカ疫病菌の発生変動とその要因解析(寄生・捕食・生物的防除)
- 長距離移動性イネウンカ類の近年の飛来傾向と気象解析に関する新しい取り組み (特集号 水稲の長距離移動性害虫)
- 水田におけるクモヘリカメムシのすくい取り捕獲数を用いた斑点米被害の予測
- C215 フライトミルを用いたアカスジカスミカメの飛翔能力の測定
- F309 福島県におけるクモヘリカメムシの発生生態
- F308 越冬後のクモヘリカメムシ成虫における生殖腺発達の開始と環境要因との関係
- アワ幼植物を用いたアカスジカスミカメの簡易飼育法
- C214 フライトミルを用いたクモヘリカメムシの飛翔能力の測定(一般講演)
- C213 クモヘリカメムシ合成誘引剤に誘引された個体の羽化後日齢の推定(一般講演)
- クモヘリカメムシの発育におよぼすイネおよびアワの給餌効果
- C215 クモヘリカメムシ成虫の休眠覚醒における環境要因の影響(一般講演)
- G208 雌雄間で異なるトビイロウンカの翅型決定要因(生態学 行動学)
- A117 マレーシアの直播水田におけるウンカ類卵の死亡要因(生態学)
- A326 トビイロウンカによるイネの坪枯れシミュレーションモデル(生態学・発生予察・被害解析)
- 嗅覚刺激に対するクモヘリカメムシ幼虫の反応性を調べるための実験系の構築
- G223 嗅覚情報を用いたクモヘリカメムシの寄主植物への定位と摂食行動(斑点カメムシ)
- C30 長距離移動性ウンカ類の個体群動態 : II.近年の発生変動パターン(群集・個体群生態学)
- C16 水田に生息するクモ類の個体群動態 : 個体数変化および分布型(群集・個体群生態学)
- A26 水稲のウンカ・ヨコバイ類とクモ類の分布相関(生態学・行動学)
- 九州北部における長距離移動性イネウンカ類の予察灯誘殺数の年次間変動の解析
- IPM総論-有害生物の総合的管理-, R.ノリス・E.カスウェル=チェン・M.コーガン著, 小山重郎・小山晴子訳, (2006), 築地書房, 東京, 472pp., 28,000円 (税抜), ISBN:4-8067-1333-3
- B201 クモヘリカメムシ成虫の生殖休眠の覚醒時期(生活史 分布)