AFLP手法を用いた Pseudorasbora parva に影響する実環境中のストレッサー同定手法の開発
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概要
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Most criteria of contaminants in aquatic ecosystems are based on their acute or chronic toxicity examined during short periods. However, it is important to evaluate the effects of long-term, low-level chronic exposure of populations to multiple stressors and to identify causative stressors for the conservation of the aquatic ecosystem. In this study, we present a novel approach to identifying multiple stressors to Psedorasbora parva by amplified fragment length polymorphism (AFLP) analysis. Pseudorasbora parva was captured in habitats contaminated mainly with sewage, treated sewage or agricultural effluent. We also analyzed 14 polycyclic aromatic hydrocarbons (PAHs) and 7 heavy metals in the sampling sites. The genetic diversity of the population calculated by AFLP analysis decreased with increasing contamination of their habitats by treated sewage or sewage. Genetic diversity was significantly correlated with concentration of dissolved benzo[k]fluoranthene, dissolved lead, and dissolved manganese. Nickel in sediments was also significantly correlated with the genetic diversity. Some of these contaminants might be acting as strong selective agents that decrease the genetic diversity of the population. Using fluorescence-based AFLP data, we could classify amplified fragment length patterns into several groups and they were found to correspond with the contamination properties of the sampling sites. These genotypes distributions in rivers and lakes may show the direction of selective forces to Psedorasbora parva.
- 社団法人 日本水環境学会の論文
- 2004-11-10
著者
-
益永 茂樹
横浜国立大学環境科学研究センター環境基礎工学研究室
-
益永 茂樹
横浜国立大学 大学院環境情報研究院
-
益永 茂樹
横浜国立大学 環境科学研究センター
-
亀田 豊
横浜国立大学環境情報研究院
-
鍵谷 澄絵
横浜国立大学環境情報研究院
-
亀田 豊
北海道大学大学院工学研究科
-
益永 茂樹
公害資源研
-
亀田 豊
(独)土木研究所
-
亀田 豊
崎玉県環境科学国際センター
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