化学研究における実践的活用を指向した化学反応データベースの検証
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概要
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本論文では,化学反応データベースの信頼性についての検証結果が述べられている.近年,化学反応データベースを自動的に活用し,化学研究への実践的活用を目指す化学反応予測や合成経路設計の研究が報告されている.これらのコンピュータシステムにとって,その基盤となる化学反応データベースの質と内容は極めて重要である.そこで,データベースの質の基本であり,かつ,検索対象として利用する場合にも重要であることから,データの信頼性についての検証が行なわれている.60万件の化学反応データから抽出した329件の反応データのうち151件に誤データが見つけられている.誤データの事例と現行の一般的な反応データベースの抱える課題について考察が行なわれる.
- 日本コンピュータ化学会の論文
- 2003-09-15
著者
-
佐藤 寛子
国立情報学研究所
-
中田 忠
理化学研究所有機合成化学研究室
-
佐藤 寛子
国立情報学研究所 知能シスラム研究系
-
佐藤 寛子
国立情報学研究所情報学プリンシプル研究系
-
中田 忠
東京理大・理
-
中田 忠
理化学研究所
-
佐藤 寛子
国立情報学研究所情報メディア研究系
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