スタンフォード大学との遠隔PBL設計教育
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概要
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東京都立科学技術大学は,1998年以来,スタンフォード大学の大学院の設計授業にネットワークを介して参加してきた.この授業は,企業から課題提供を受け,学生がチームを組んで主体的に設計を行うプロジェクトベーストラーニング(PBL)方式である.最近,遠隔教育への関心が急速に高まり,多くのシステムが開発されている.しかし,その多くは,講義形式であり,十分にPBLのチームワークを支援できない.そこで,東京都立科学技術大学では,PBL方式の設計授業について,長い経験のあるスタンフォード大学と,ネットワークを介して,同大学が実施している,PBLのチームワークの設計授業を実施できるかどうかを検討するために,1998年から同授業ME310に参加をしてきた.また,企業としては,トヨタ自動車から,課題の提供を受け,日米で,チームを組んで取り組める課題をスタンフォード大学の教員,東京都立科学技術大学の教員,トヨタの関係者で検討して,学生に提示してPBL設計授業を実施している.本論文では,この経験から,遠隔で,チームで,PBLを行う場合,とくに外国との場合,どのような問題が生じ,それらをいかに解決したかを述べる.私達の経験が,今後,創成教育,遠隔PBL実施の環境開発に役立つことを期待している.
- 社団法人 日本工学教育協会の論文
- 2002-05-20
著者
-
福田 収一
スタンフォード大学
-
福田 収一
東京都立科学技術大学
-
Leifer Larry
スタンフォード大学 Center for Design Research
-
Leifer Larry
スタンフォード大学工学部
-
Leifer Larry
Stanford University
-
Leifer Larry
Design Engineering Informatics (me) Stanford University Center For Design Research
-
Leifer Larry
Stanford Univ.
-
ライファー ラリー
スタンフォード大学機械工学科
-
カトコスキー マーク
スタンフォード大学機械工学科
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