MODISデータを利用した広域洪水自動監視システムの開発
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概要
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筆者らは分光反射スペクトルデータのクラスタリングと隠れマルコフモデルを組み合わせることで,多バンドデータで雲除去と時系列モデル化を行う離散的状態空間モデルを開発した.メコン川流域全体を対象としてMODISデータを用いた洪水域の自動監視を行うシステムを構築し,広く情報提供を行っている.また,2011年にはタイ国バンコク周辺で洪水発生し大きな被害があったが,MODISによる冠水地域抽出結果を,より高解像度のセンサーであるASTERやRADARSATのデータを用いて精度評価を行った.その結果,MODIS画素内冠水割合が95%以上の場合の正解率(一致率)はASTERに対しては96.7%,RADARSATでも69.8%であった.RADARSATのデータとの比較では結果のばらつきが大きく,ほぼ完全に検出できた時期もある一方で,雲や欠損画素が連続する場合や植生と冠水域の混在などの要因で検知できなかった場合もあった.
著者
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澤田 義人
東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
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沖 一雄
東京大学生産技術研究所
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沢田 治雄
東京大学生産技術研究所
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沖 一雄
東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門
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遠藤 貴宏
(一財)リモート・センシング技術センター
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