東シナ海・黄海における底生性エビ類群集と水塊との関係
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概要
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東シナ海と黄海で着底トロール調査を行い,夏季と冬季の底生性エビ類の群集を調べた。底生性エビ類群集は両季ともに 5 クラスター,水温と塩分によって識別された底層水塊は夏季と冬季にそれぞれ 5 クラスターと 4 クラスターに区分された。正準対応分析(CCA)でもエビ類の各クラスターの水平分布は底層水塊との対応関係を示し,黄海冷水系水塊に分布する冷水性群集,黒潮系水塊に分布する黒潮系群集と大陸棚外縁群集,低塩分水塊に分布する低塩性群集,2 つの水塊の混合域に分布する混合群集によって構成されることが明らかになった。
- 公益社団法人 日本水産学会の論文
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