1986〜1991 年における東シナ海および黄海の底棲性魚類組成
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概要
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東シナ海および黄海の沖合域の底棲性魚類組成の季節変化を明らかにするため,1986〜1991 年の間に 5 回の着底トロール調査を行った。5 回の調査の総出現種数は 26 目 121 科 334 種であり,最優占種はカタクチイワシであった。底層水温は秋季に高く,春夏季と冬季に低く,底層塩分は春夏期と冬季に高く,秋季に低かった。出現種数,種多様度,調査点別出現種数と調査点別生物量の中央値は秋季(10〜12 月)に最高値を示した。調査点別出現種数の水平分布はすべての季節で東シナ海南部で多く,北に向かって減少した。
著者
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時村 宗春
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所
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銭谷 弘
(独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
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山本 圭介
(独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
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塚本 洋一
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所
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