夏秋季に瀬戸内海に分布するカタクチイワシの産卵間隔および産卵数に及ぼす水温, 肥満度の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
瀬戸内海安芸灘において2000年と2002年にカタクチイワシの主産卵期である6〜7, 10月に採集した親魚をもとに, 夏秋季に瀬戸内海に分布するカタクチイワシの産卵間隔, 体重当たり1回当たり産卵数(相対産卵数)に及ぼす水温, 肥満度の影響を検討した。排卵痕の有無により求めた産卵間隔は1.0〜2.7日で, 水温の上昇, 肥満度の増加にともない短くなる傾向があった。相対産卵数の平均値は58.5〜302.0粒g^<-1>で, 水温の上昇, 肥満度の減少にともない減少する傾向があった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 2005-09-15
著者
-
銭谷 弘
(独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
-
塚本 洋一
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所
-
河野 悌昌
(独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
-
河野 悌昌
独立行政法人水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
関連論文
- 周防灘の中津地先におけるナルトビエイの DeLury 法による来遊尾数と漁具能率の推定
- 1986〜1991 年における東シナ海および黄海の底棲性魚類組成
- 1986-1991年における東シナ海および黄海の底棲性魚類組成
- 1980〜2005年の瀬戸内海におけるカタクチイワシの産卵量分布
- 1990年代の瀬戸内海中央部燧灘におけるマイワシ, コノシロ, カタクチイワシ仔魚の空間分布
- 加入量当たり産卵資源量を用いた周防灘マコガレイの資源管理
- 夏秋季に瀬戸内海に分布するカタクチイワシの産卵間隔および産卵数に及ぼす水温, 肥満度の影響
- 黒潮域および黒潮・親潮移行域の初夏における仔魚の鉛直分布
- 瀬戸内海におけるカタクチイワシの加入予測の現状 (水産海洋シンポジウム 小型浮魚類の加入過程の実態と加入量予測の現状--マアジ・マイワシ・カタクチイワシの例) -- (マイワシ・カタクチイワシの資源動向の実態と加入量予測)
- 瀬戸内海におけるカタクチイワシの加入予測の現状
- 瀬戸内海燧灘におけるクラゲ・クシクラゲ類, 浮魚類の栄養段階 : 炭素・窒素安定同位体比による評価