要介護高齢者を介護する主介護者の抑うつに影響を及ぼす 因子の検討
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概要
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本研究は,通所リハビリテーション施設に通所している要介護高齢者を介護する主介護者に対する支援についての指針を得ることをねらいとし,抑うつに影響を及ぼす因子を抽出することを目的とした。対象は,要介護高齢者43名とその主介護者43名とした。主介護者の抑うつ度,要介護度,要介護者の年齢,介護期間,主介護者の年齢,介護負担感,主介護者の睡眠時間,要介護者のADL 能力,要介護者の抑うつ度を調査し,主介護者の抑うつ度との関連を検討した。重回帰分析により,抑うつに影響を及ぼす因子として抽出された項目は,要介護者年齢と主介護者の介護負担感の2項目であり,要介護者の年齢が高いほど,主介護者の介護負担感が高いほどに主介護者の抑うつが高いことが確認された。 今回の知見より,要介護高齢者を介護する主介護者の抑うつを軽減させる為には,加齢によって失われる機能や疼痛などに対するリハビリテーション,主介護者の介護負担感へのサポートの重要性が示された。
- 日本ヘルスプロモーション理学療法学会の論文
著者
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村田 伸
Faculty of Rehabilitation Sciences, Nishikyushu University
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安田 直史
Ambulatory Rehabilitation Institutions Fureainosato, Higuchi Clinic
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村田 伸
Faculty of Rehabilitation Science, Nishikyushu University
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