パーキンソン病患者における虚弱高齢者用10秒椅子立ち上がり テスト(Frail CS-10)とADL との関連
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概要
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パーキンソン病患者17名(男性5名,女性12名)を対象に,Frail CS-10と大腿四頭筋筋力を測定し,FIM の運動項目との関連を検討した。方法は,Frail CS-10と大腿四頭筋筋力についてFIM-M,およびFIM-M 下位項目との関係をピアソンの相関係数を用いて検討した。その結果,Frail CS-10と有意な相関が認められたのは,FIM-M,セルフケア,移乗,移動であり,排泄管理とは有意な相関は認められなかった。また,大腿四頭筋筋力とは全ての計測項目において有意な相関は認められなかった。得られた知見から,従来から下肢機能の代表値として用いられている大腿四頭筋よりも,Frail CS-10の方がパーキンソン病患者のADL を反映する下肢機能評価法であることが示唆された。
著者
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村田 伸
Faculty of Rehabilitation Sciences, Nishikyushu University
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溝上 昭宏
Department of Rehabilitation, Kahan Hospital
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八谷 瑞紀
Faculty of Rehabilitation Science, Nishikyushu University
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熊野 亘
Department of Rehabilitation, Kahan Hospital
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前田 弘美
Department of Rehabilitation, Kahan Hospital
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能隅 良子
Department of Rehabilitation, Kahan Hospital
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村田 伸
Faculty of Rehabilitation Science, Nishikyushu University
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