わが国の慢性維持透析人口将来推計の試み
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概要
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日本透析医学会が2001年から2010年までを対象期間として,全国の透析施設を対象に実施した調査の報告に基づいてわが国の透析人口の将来推計を試みた.各年の施設調査回収率によって補正された2001年末から2010年末までの各年末透析人口に基づいて2002年から2010年までの9か年の各年について透析人口年間増加率を算出した.次いで西暦年をx,当該年の透析人口年間増加率をyとする直線回帰を最小二乗法にて行い,その回帰式を求めた(y=450.372044-0.222751 x,R-square=0.7227,p=0.0037).この回帰式に基づいて2011年以降の各年透析人口年間増加率を推定し,推定された年間増加率に従って各年末透析人口を逐次推計した.その結果,わが国の透析人口は2021年末に348,873人(90%信頼区間:302,868~401,119人)で最大となり,その後減少に転じることが推計された.
著者
-
山縣 邦弘
日本透析医学会統計調査委員会
-
椿原 美治
日本透析医学会
-
井関 邦敏
日本透析医学会
-
山縣 邦弘
日本透析医学会
-
若井 建志
日本透析医学会
-
中井 滋
日本透析医学会小委員会
-
中井 滋
日本透析医学会統計調査委員会
-
若井 建志
日本透析医学会統計調査委員会
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