1.2T-Open MRI を用いた烏口下インピンジメント現象の動態解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
<B>Background:</B> Despite the subcoracoid impingement which occurs between coracoid tip and lesser tuberosity of humeral head being known well as an etiology of the anterior shoulder motion pain, the detail of the mechanism is still unclear. We studied the quantitative image evaluation using kinematic analysis of 1.2T-open MRI.<BR><B>Methods:</B> 20 volunteer's shoulders in 20 asymptomatic individuals (18 men and 2 women, mean age of 34.7 ± 13 years ) were included in this study. The subject was placed in supine position with the arm in 90 degrees of forward flexion. Five sequential images of MRI in the transverse plain were evenly taken during segmental rotation from neutral position to 90 degrees of internal rotation. The distance and image findings between the coracoid tip and the lesser tuberosity and the diameter of the humeral head were evaluated on DICOM viewer.<BR><B>Results:</B> No individual felt shoulder pain during this study. Thickened subscapularis muscle which contacts with coracoid became less with contraction. The average shortest distance between the coracoid tip and the lesser tuberosity was 10.6mm (5.0-15.8mm). All cases showed space, which was occupied mainly by adipose tissue, between the coracoid tip and the anterior surface of subscapularis. Although all cases showed some amount of space without any direct contact between the coracoid tip and the humeral head, the distance varied appreciably in each individual.<BR><B>Conclusion:</B> Smooth tendon gliding along with scapula movement by contraction of scapula muscle is an important function for painless kinematics despite close distance to coracoid. A minute change in joint centralization may produce impingement.
著者
-
望月 智之
東京医科歯科大学 大学院 軟骨再生学
-
二村 昭元
東京医科歯科大学 医学部整形外科学教室
-
田崎 篤
聖路加国際病院整形外科
-
星川 吉光
聖路加国際病院整形外科
-
野崎 太希
聖路加国際病院放射線科
-
山川 晃
聖路加国際病院整形外科
-
秋田 恵一
東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 臨床解剖学分野
-
田崎 篤
聖路加国際病院 整形外科
-
山川 晃
聖路加国際病院 整形外科
-
秋田 恵一
東京医科歯科大学 臨床解剖学分野
-
星川 吉光
聖路加国際病院 整形外科
関連論文
- 腱板小 • 中断裂における上腕骨停止部での断裂部位の検討-術前 MRI を用いた検討-
- 腱板滑液包側断裂における上腕骨停止部での断裂部位の検討 : 術前MRIを用いた検討
- 2ルート再建術による前十字靭帯再再建術の術後成績の検討
- 我々の2ルート前十字靭帯再建術の術後成績
- ラグビーフットボールにおける肩関節脱臼の頻度調査 : 高校生選手とトップリーグ選手の比較
- 棘上筋と棘下筋の上腕骨停止部について : Footprint の計測
- 棘下筋腱の肉眼解剖および組織学的研究 −delamination の発生部位の検討−
- 小円筋の形態とその支配神経の解剖学的解析
- 胸鎖関節に関する解剖学的研究 ∼関節円板の形態について∼
- 高校野球選手にみられる肩・肘障害とコンディショニング
- 7 前鋸筋の機能解剖学的研究(理学療法基礎系, 第42回日本理学療法学術大会)
- 前鋸筋の機能解剖学的研究
- 軟骨損傷に対する鏡視下滑膜幹細胞移植術
- M-ワイヤー : ACL再建術用汎用性ガイドワイヤーの試作と使用経験
- 肘頭骨折および膝蓋骨骨折に対する AI-wiring system の小経験
- 骨癒合遷延治癒症例に対する低出力超音波治療
- コンタクトアスリートにおける外傷性肩関節前方不安定症ラグビーフットボールにおける肩関節脱臼の頻度調査 : 高校生選手とトップリーグ選手との比較
- 大腿骨遠位端骨折の手術治療 : blocking screw を用いた髄内釘固定
- 肩甲下筋腱単独断裂に対して肩甲上腕関節後方鏡視下に行った関節内修復術
- 原発性腸腰筋膿瘍・傍脊柱筋膿瘍に続発した硬膜外膿瘍の1例
- セコムラグビー部のメディカルサポート体制 : ラグビーにおける新興チームの現状
- 横手根靱帯における層構成
- 臨床室 転移性脊椎腫瘍による圧迫骨折に対して経皮的椎体形成術と経皮的後方固定の併用療法を用いた2例
- 外側半月板症状を呈した膝関節滑膜性軟骨腫症 : 鏡視下手術にて治癒し得た1例
- 膝内側側副靱帯損傷に対する高気圧酸素治療は, 早期競技復帰を可能とするか : ラグビートップリーグ選手における検討
- 月経周期に伴う乳腺実質の歪みの変化に関する検討
- 臨床室 CTガイド下穿刺で症状が改善した脊柱管内椎間関節嚢腫の1例
- MRSAによる小児化膿性仙腸関節炎の一例
- 広範囲大腿部挫滅に対してknee ratationplastyを行った1例
- 広範囲臼蓋骨欠損に対して大量の人工骨を用い人工股関節再置換術を行った治療経験
- 膝前十字靱帯再建術後の早期運動療法の意義
- 関節鏡視下半月切除術の長期成績
- 膝前十字靱帯損傷に対する自家腸脛靱帯による二重支持再建法の長期成績
- 烏口突起骨折に対する経皮的スクリュー固定による治療経験
- 棘下筋の形態とその支配神経の解剖学的解析
- 棘上筋から棘下筋に向かう表層線維の研究
- 上腕二頭筋長頭腱の安定化機構
- 棘下筋こそが腱板断裂において最も重要な断裂腱である
- 棘上筋停止部に関する解剖学的検討
- 肩甲下筋腱停止部の上腕二頭筋長頭腱安定化機構
- 胸骨正中切開両側縦隔リンパ説郭清における解剖学的アプローチ
- 小胸筋の停止についての解剖学的研究
- 腱板の層構造は棘上筋の付着形態が影響を及ぼす−烏口上腕靱帯から見た検討−
- 関節上腕靭帯の組織学的検討
- 棘上筋と棘下筋の上腕骨停止部について−組織学的検討−
- 腓骨と人工骨の骨柱を使用した大腿骨頭壊死症の治療成績
- 胸鎖関節に関する解剖学的研究∼ 鎖骨間靭帯の形態について ∼
- 整形手術技法 肩甲下筋腱単独断裂に対して70°関節鏡を用い上腕関節後方鏡視下に行った関節内修復術
- 今日の問題点 整形外科における患者・医師間のコミュニケーション--up-to-date 2007
- 膝関節鏡視の基本手技
- 治せるものと治せる範囲 (June Special 特集 膝はどこまで治るか--整形外科学の挑戦と今後の展望)
- 2つの小皮切による鏡視下半月板切除術の工夫
- 内側ハムストリング腱を用いた前十字靭帯再建術における知覚障害
- 基礎研究に従事する大学院生の現況 : 基礎と臨床のはざまで
- 診察と検査 Gerber変法による肩関節弛緩性の評価
- 橈骨遠位端掌側部の組織学的検討 : いわゆる Watershed Line を中心に
- 橈骨遠位端骨折掌側ロッキングプレートにおける抜釘の必要性の検討
- 症例 腹壁MPNSTの1例 (特集 泌尿生殖器--最新症例集 2010)
- 高齢者に対する早期退院支援スクリーニングの有用性
- 関節鏡視下半月切除術の長期成績
- 広範囲臼蓋骨欠損に対して大量の人工骨を用い人工股関節再置換術を行った治療経験
- 臨床室 関節鏡視下腱板修復術後に異物反応による広範囲骨溶解を大結節に生じた1例
- MRIの画像コントラストからわかること (ここまでわかる!! 関節疾患の画像診断)
- 頸椎症性脊髄症に対する脊柱管拡大術の成績
- 経験と考察 肩峰下滑液包注射治療は患者の想像より疼痛が少なく適切な効果が期待できる
- 投球障害肩の危険因子としての筋疲労と関節位置覚低下
- 烏口上腕靱帯の形態について
- 内側膝蓋大腿靭帯の新しい解剖学的知見
- ハンソンピンを用いた大腿骨頭すべり症の治療経験
- 手の外科手術における酸素飽和度モニターを用いた駆血帯圧の検討
- 症例 成人発症の先天性肝線維症の1例
- ラグビーで受傷した胸鎖関節骨折に縦隔血腫が合併した1例
- 下肢手術に低分子用量ヘパリン(クレキサン)を使用した治療経験
- 投球動作による肩関節周囲の筋力低下についての考察
- 腱板部分断裂における臨床症状の推移 : 保存療法と断裂形態別比較
- 人工膝関節置換術におけるトラネキサム酸関節内注入の有効性
- 左上腹部痛を主訴に胸椎圧迫骨折を呈した9歳女児 (特集 症例に学ぶ--小児放射線カンファレンス) -- (中枢神経系・脊椎)
- 偶然に頭蓋内血腫を発見された満期産新生児男児 (特集 症例に学ぶ--小児放射線カンファレンス) -- (中枢神経系・脊椎)
- 前腕部,手指の多発皮下腫瘤を呈した1歳女児 (特集 症例に学ぶ--小児放射線カンファレンス) -- (骨軟部)
- 発熱,移動する関節痛を主訴として多発骨病変を呈した10歳代男児 (特集 症例に学ぶ--小児放射線カンファレンス) -- (骨軟部)
- 上腕部の腫脹を呈した8歳女児 (特集 症例に学ぶ--小児放射線カンファレンス) -- (骨軟部)
- 肩前方不安定症の術前検査で三次元CT検査を省略できるか−関節窩骨形態評価におけるMRIと三次元CTとの比較検討−
- 鏡視下腱板修復術の術後MRI所見の推移と短期成績の検討
- 左母指に生じた tumoral calcinosis の1例
- 薬剤師が知っておくべき臓器別画像解析の基礎知識(17)3.消化管分野(5)回盲部腸重積症の画像診断
- 肩甲下筋腱最頭側部の MRI 評価
- Internal impingementの形状は投球数の増加により変化する
- 第 1 肋骨疲労骨折による胸郭出口症候群の 1 例
- 肩関節包上腕骨大結節付着部の解剖学的検討
- 1.2T-Open MRI を用いた烏口下インピンジメント現象の動態解析
- 1.2テスラー kinematic open MRI による肩インピンジメントの定量的評価
- 肩関節包肩甲骨側付着部の解剖学的調査
- 肩単関節炎で発症し病理結果が感染と診断された多発関節炎の一例
- 鏡視下腱板修復術後の機能回復と疼痛閾値について
- 前 • 後上腕回旋動脈の起始,走行,分布に関する解剖学的知見
- Dixon 法を用いたMRIによる棘上筋脂肪変性(浸潤)の定量評価
- 三次元 MRI による関節窩骨形態評価の有用性-三次元 CT との比較-
- 肩甲骨関節窩に重度骨損傷を伴った高齢者肩関節脱臼
- スポーツ外傷による肩関節前方不安定症の初期症状と関節窩骨病変 : 脱臼しなかった症例に関節窩骨病変が多い
- 前十字靭帯再建術後感染症例におけるアトピー性皮膚炎についての多施設後ろ向き調査