胃巨大皺襞症を呈し10年間の経過観察中に粘膜下腫瘍様進行胃癌を発症したdiffuse cystic malformationの1例
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概要
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症例は66歳男性.2000年2月より胃巨大皺壁症にて経過観察していたが,2010年3月胃体上部大弯に直径35mmの粘膜下腫瘍様隆起を認めた.超音波内視鏡下穿刺吸引針生検による病理診断後胃全摘術を行い,diffuse cystic malformation(DCM)より発生した粘膜下腫瘍様進行胃癌と診断した.DCMはまれな疾患であり,びまん性粘膜下異所性胃腺との異同や胃癌との関連について考察し報告する.
著者
-
津村 剛彦
大阪赤十字病院 消化器科
-
金坂 卓
大阪赤十字病院消化器科
-
新宅 雅幸
大阪赤十字病院 呼吸器内科
-
岡部 純弘
大阪赤十字病院 消化器科
-
大崎 往夫
大阪赤十字病院 消化器内科
-
圓尾 隆典
大阪赤十字病院消化器内科
-
赤穂 宗一郎
大阪赤十字病院消化器科
-
関川 昭
大阪赤十字病院消化器科
-
木村 達
大阪赤十字病院内科
-
若狹 朋子
大阪赤十字病院病理部
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