クロロプレンゴムの素練りによるムーニー粘度の低下
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概要
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重合温度が15°C, 45°C, そして75°Cのメルカプタン変性クロロプレンゴム3種を実験に用いた. 各試料についてロール温度を変えて素練りを行ない, ムーニー粘度の変化を追跡した結果, その変化の様子はよい近似で次式により整理できた.ML=(ML0-ML∞)exp(-at)+ML∞ここでML0とML∞はそれぞれ素練り初期と最終のムーエー粘度で, aは素練り時間に依存しない定数である.素練りの進行は高分子量物の消失を生じ, その効果はロール温度が低いほど, また試料の重合温度が低いものほど著しいと思われた. 上式は単なる実験式であり, 物理的意味が乏しいため, 本報告ではムーニー粘度の収れん値ML∞についてのみ考察を行なった. そして, ロール間隙通過中に生じる分子鎖の切断は, 分子鎖が受けるずり応力に基づく機械的なものであると結論した.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
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