濃厚食塩溶液からカルシウム,マグネシウムの分離ならびに定量法 : 選択吸着樹脂の分析化学への応用(第1報)
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概要
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EDTAを用いたキレート滴定法はカルシウム,マグネシウムの迅速定量法によく使用されるが,濃厚食塩溶液中では終点が明瞭でなく誤差を生ずることが多い.このため筆者らはカルシウム,マグネシウムに対し,とくに選択的に吸着するイオン交換樹脂を用いてこれらを食塩から分離し,しかるのちキレート滴定することをこゝろみた.この結果終点は明瞭で再現性もよく,工場における特殊な試料中のカルシウム,マグネシウムの定量にも適用することができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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