9 X線分析
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概要
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前回の総説に引き続き,1962〜1964におけるX線分析は各種の工業界で応用開発され,それぞれの目的に応じた機器の改良が加えられた.特にケイ光X線分析は工業管理分析部門において発光分光分析と肩を並べるまでに発展してきた.国内におけるX線分析も各地における日本分析化学会主催の講習会での紹介コース,X線工業分析研究懇談会の月例会などでX線分析への認識を高め,機器の設置台数の増加とともに急速に普及してきた.管理分析部門でも管理分析用として輸入された外国機器,あるいは国内産機器もそれぞれ設置された工場でその特徴を生かして真価を発揮していると聞いている.国産X線マイクロアナラィザーも日立製作所に続いて数社において国産化に成功したが,これら機器による金属組織中の微偏析など本機器のもつ特徴を生かした新しい解析発表が鉱工業,合金材料などの部門でみられるものと期待している.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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