ポリクロロプレン〜ガラスビーズブレンド系の毛細管流動特性
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概要
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ポリクロロプレンにガラスビーズをブレンドした系の毛細管流動特性の一つとして得られるダイ•スウェルは, 粒子径に関係なく, 下に示されるようにブレンド比によってのみ決まる実験式に従う結果が得られた.{D(φ)/D0-1}={D(O)/D0-1}(1-φ2/3)ここで, D(φ)はガラスビーズの体積分率φの試料が押し出されたときの直径, D0は毛細管の直径である.Bagley の方法により求められる毛細管の末端補正係数νと管壁でのずり応力Swとの関係式から得られるずり弾性率G(φ)は, 立方体の物体の中に球が浮んだブレンド模型から導かれる近似的な次式により定量的に説明された.G(φ)=[(1-φ1/3)/GR+φ1/3/{(1-φ2/3)GR+φ2/3GG}]-1ここで, GRは立方体とした連続相のずり弾性率, GGはその中に浮んだ球のずり弾性率である.上記の結果は, ガラスビーズのかたさは系全体としての弾性率 (いわば変形のしにくさ) に寄与するが, いったん変形したあとでの回復ひずみは連続相であるゴムの量により決まることを意味している.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
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橋本 勉
東洋曹達工業(株)研究所
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大野 省太郎
東洋曹達工業株式会社
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川崎 信弘
東洋曹達工業株式会社研究所
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山県 義則
東洋曹達工業(株)研究所
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川崎 信弘
東洋曹達工業(株)研究所
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大野 省太郎
東洋曹達工業(株)研究所
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