大豆へキソキナーゼの種類および反応生成物
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
(1) 大豆種子ヘキソキナーゼはグルコース,グルコサミン,マンノース,フラクトース,ガラクトースおよびガラクトサミンを燐酸エステル化することを認めた. (2) 大豆種子ヘキソキナーゼはフラクトキナーゼ,グルコキナーゼおよびガラクトース,ガラクトサミンに作用するキナーゼにわけられる. (3) フラクトキナーゼの反応生成物ばフラクトース-6-燐酸であることを反応にともなう酸安定燐の生成によって確めた. (4) グルコキナーゼの反応生成物はホスフォグルコムターゼの混在のため明確な結果を得ることが出来なかったが,反応初期における糖およびアミノ糖の燐酸化度と酸安定燐生成度のモル数が一致することから-6-燐酸であろうと予想された.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
関連論文
- 18 木材防腐剤に関する研究 第4報 : 松根原油の防腐効果について
- アセトールエステル誘導体としての脂肪酸のペーパークロマトグラフィー : 脂肪酸の分離と決定 第18報
- クロム錯イオンのイオン交換樹脂による分析(第3〜4報) : 第3報スチレン系陽イオン交換体と陽電荷クロム錯イオンの交換 第4報ポリスチレンスルホン酸とAmberlite,IR-4Bによるクロム錆イオンの分析
- クロム錯イオンのイオン交換樹脂による分析 : 第1報 陰イオン交換樹脂Amberlite I.R.-4Bと蓚酸クロム錯化合物の反応(その1)
- 大豆へキソキナーゼの種類および反応生成物
- 大豆ヘキソキナーゼの調製
- 脂肪酸の分離と決定 : (第19報)天然油脂成分脂肪酸のペーパークロマトグラフ分析
- じゃがいもグルコキナーゼおよびフラクトキナーゼについて
- ヘキソキナーゼに関する研究(第1報) : じゃがいもヘキソキナーゼの調製
- グリセリドのクロマトグラフ分析(第1報) : 水銀付加法による合成ならびに天然グリセリドのペーパークロマトグラフィ
- 配糖体のα, β転換に関する研究(第10報) : β-Alkyl-cellobioside heptaacetateよりα-Formへの転換 (α-Alkyl-cellobioside heptaacetateの合成)
- β-Alkyl-cellobioside (acetate) の合成
- 1-Chloroacety1-2, 3, 4, 6-tetraacetyl-D-glucose に対するアミン類の作用
- アミノ糖化学の最近の進歩
- Glucose-6-Phosphateの合成 : (其の1)多糖類集成機構に関する研究第20報
- N-(2, 3, 4-Triacetyl-6-trityl-D-glucosyl) p-nitroanilineの脱トリチル化
- N-Glucosaminideの研究 : (第3報) p-Toluidine-N-(N-acetyl) glucosaminide
- 窒素配糖體の研究 : (第30報) p-Toluidine-N-D-fructosideについて
- 窒素配糖體の研究 : (第29報)BRIGLs anhydrideを用いる窒素配糖体の合成
- 多糖類の集成機構に關する研究 : (第14報) Q-enzymeに關する考察
- 多糖類の集成機構に關する研究 : (第15報) Q-enzymeに關する考察(續き)
- 多糖類の集成機構に關する研究 : (第16報)馬鈴薯phosphorylaseのprimerに就て(其の2)
- 配糖体のα,β転換に関する研究-4-
- 脂肪酸の分離と決定-22-