フラボノイド配糖体加水分解酵素に関する研究(第1報) : ナリンジナーゼIとヘスペリジナーゼIの結晶化並びにその作用機作
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概要
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〓麩麹抽出液からナリンジン,ヘスペリジンを分解する酵素を分離,精製し,その酵素的性質並びに〓を比較検討した結果は次の如く要約できる. (1) ナリンジン,ヘスペリジンを分解する酵素は全く別々のものであり,またそれらはラムノースとグルコースの間を切る酵素ナリンジナーゼI及びへスペリジナーゼIと,グルコースとアグリコンの間を切る酵素ナリンシナーゼII及びヘスペリジナーゼIIよりなることが明らかとなった. 〓このうちナリンジナーゼI及びヘスペリジナーゼIはそれぞれ結晶状に得ることができた. 〓結晶状に得たナリンジナーゼIの作用最適pHは4.5附近,ヘスペリジナーゼIはpH 3.5附近であっ〓作用最適温度はそれぞれ50°及び60°附近であった.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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