カンキツの果汁に関する基礎的研究(第1報)
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概要
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筆者らは成熟期の温州ミカンの果実は果汁を多く含有していることから, 果汁の性質は果実の食味や加工利用に関係するものと考え, 温州ミカン果実から供試果汁を調製し, 果汁の粘度とその他の諸性質との関係を知ろうとしてこの実験を行なつた. その結果粘度は屈折計示度, 比重, 可溶性固形物量, 全糖量などとの間に1%水準で高い正の相関があり, pHとは1または5%水準の正の低い相関となり, 水分とは1%水準の負の高い相関のあることなどがわかつた. このようなことから果汁の粘度は果実の食味や果実の加工利用に関係するよい指標となるのではないかと考えられた.
- 園芸学会の論文
著者
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吉田 保治
近畿大学附属農場
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吉田 保治
近畿大農化研
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吉田 保治
近畿大学農学部食品栄養学科食品加工学研究室
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池上 隆雄
近畿大学農学部付属農場
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吉田 保治
近畿大学農学部
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池上 隆雄
近畿大学農学部
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