キクの化学的摘らいに関する研究
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概要
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数種の化学物質を用い, 主としてキクの化学的摘らいに関しその処理効果と処理方法を調べた.1. トマトの“耐病性FR-1号”を用い, 予備的に7種類の化学物質につき摘芽効果を調べた結果, 次亜塩素酸ソーダーとトミノー (芳香族有機化合物90%-エチルトルエン, トリメチルベンゼン, C8〜C12の脂肪酸) が最も有効であった. 葉の薬害発生は, 次亜塩素酸ソーダー処理で顕著であった.2. トマトに対するトミノーの摘芽作用は, 処理液の付着部位についてのみ短時間に効果が現われた.3. キクの“清水”を用い, 8種類の化学物質につき摘らい効果を調べたところ, トミノー及びα-メチルナフタレンに摘らい効果が認められた.4. ポットマム4品種を用い, 花らい形成時にトミノー(2%)を処理することにより, 全品種について先端の4〜5節を残して, 他の側花らいに摘らい効果が認められた.5. ポットマム7品種を用い, トミノー(1,2%) の処理時期及び前処理について調べた結果, 短日処理後45日目処理が最も効果的であった. また, 前処理として,短日処理中に長日を1週間入れても, ほとんど摘らい効果に影響は認められなかった.6. トミノーを処理することにより, 茎の伸長はやや抑えられた.
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