パパイアの体細胞胚形成における2,4-Dとショ糖の要求性

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概要

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パパイア品種サンライズ・ソロのカルス誘導および体細胞胚形成における2,4-Dとショ糖の要求性は用いた植物体の器官により相当に異なった。成熟胚珠では, 実験期間中カルスも胚形成も観察されなかった.一方, 胚軸および成熟胚からは胚形成能を持つカルスが誘導された.両者の胚形成には2,4-Dの添加が不可欠であったが, 適正濃度の範囲は, 成熟胚よりも下胚軸で狭かった.成熟胚では2,4-Dに加え, 60g・l^<-1>以上のショ糖の添加が体細胞胚形成に不可欠であった。2,4-Dを含む培地で一度誘導された胚軸カルスは, ショ糖のみを含む培地に移植した場合でも高い割合で胚を形成した。
日本熱帯農業学会の論文
1999-03-01

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