Desmoplastic Malignant Melanomaの1例
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概要
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75歳女性。昭和50年, 右足踵の皮膚悪性腫瘍のため右下腿切断術施行。昭和63年6月右大腿前面の腫瘤に気付く。その後約2ヵ月で手拳大に増大。組織学的に, 真皮深層から筋膜にかけて比較的境界明瞭な腫瘍塊が存在し, 腫瘍細胞は異型性を示す線維芽細胞様細胞からなり, 病理診断はfibrosarcomaであった。免疫組織化学的にS-100蛋白陽性であり, 1971年, Conleyらが初めて提唱したdesmoplastic malignant melanomaに一致するものと思われ,若干の文献的考案を加え報告した。
著者
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渡辺 晋一
帝京大学皮膚科
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大隅 正義
帝京大学皮膚科学教室
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高橋 久
帝京大学皮膚科学教室
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溝口 昌子
帝京大学皮膚科
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田中 由比
帝京大学皮膚科学教室
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高橋 法子
帝京大学皮膚科学教室
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奥野 哲朗
帝京大学皮膚科学教室
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阿部 稔彦
小川日赤病院皮膚科
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高橋 久
帝京大学皮膚科
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