北海道登別市付近における斜面崩壊の特徴と降雨型
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概要
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最近, 登別市付近では豪雨に起因する斜面崩壊が発生した。<BR>1980年8月28〜31日には, 総降雨量が576mmに達し, 降雨強度は8月31日午前6時に60mm/hとなった。この降雨記録は海岸地域の幌別町で得られ, 海岸型降雨であった。大部分の斜面崩壊は幌別町から富浦町にかけての地域に集中しており, そこでは先行雨量200mmを伴う40〜60mm/hの降雨が記録されている。<BR>1983年9月24〜25日には, 総降雨量が508mmに達し, 降雨強度は9月25日の午前4時に126mmとなった。この降雨記録は札内台地で得られ, 丘陵型降雨であった。多数の斜面崩壊, 土石流, 河床浸食が, カムイヌプリから札内台地, 倶多楽湖へかけての地域に発生した。ここでは先行降雨はなく, 250〜300mmの降雨であった。
- 社団法人 日本地すべり学会の論文
著者
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宮坂 省吾
明治コンサルタント(株)
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宮坂 省吾
上山試錐工業(株)
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宮坂 省吾
明治コンサルタント株式会社
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英 弘
明治コンサル
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宮坂 省吾
明治コンサルタント (株)
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英 弘
明治コンサルタント株式会社
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