連続電量滴定装置の動作特性の解析 : 連続電量滴定法の研究(第2報)
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概要
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さきに報告した連続電量滴定装置は,自動制御部を含んだ装置であるので,動作条件が適当でないと記録が不安定になる.すなわちハンチングをおこして濃度不変の試料に対しても周期的に変動した記録結果を示し,安定な記録が得られない場合がある.そこでこの装置の動作特性を自動制御理論によって解析した.その結果,安定な記録を得るためには,電解電流変化速度および反応終点の検知電極部分の容量を小さくし,また発生用電解液および試料の流量を大きくすればよく,とくに流量の増加は効果的であることがわかった.実際にこれらの条件を種々変えて記録の特性を調べたが,解析によって得られた結果が実証された.
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