導電率法による水溶液中の非電解質濃度測定法の研究 : I.基礎的検討と濃度計の試作
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概要
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非電解質の水溶液に塩を添加していくとき,(1)導電率の増加が直線的であること,(2)非電解質の濃度が大きいほど,上記直線のこう配が小さいことから,校正用試料に一定の割合で塩を添加したときの導電率増加と濃度との関係を記憶させると共に,この間を直線で近似した濃度演算式に基づいて濃度を算出し,デジタル表示する計器を試作した.この計器を用いて,エタノール,エチレングリコールなど,又各種の糖の水溶液の測定試験を行った.1〜35%の濃度に対し,測定誤差は大部分が絶対誤差で±0.3%以内であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1987-08-05
著者
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