連続電量滴定法による塩素イオンの定量および塩素イオン,臭素イオンの共存下におけるヨウ素イオンの定量 : 連続電量滴定法の研究(第5報)
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概要
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連続電量滴定装置を使用し,約0.05<I>M</I>過塩素酸酸性の約0.4<I>M</I>硝酸ナトリウム水溶液を試薬発生用電解液として用い,銀電極を陽極として電解して銀イオンを電流効率100%で生成させ,この銀イオンによって,ハロゲンイオンの連続定量をおこなった.検知電極として銀電極と飽和甘コウ電極を使用し,まずCl<SUP>-</SUP>濃度の定量をおこなったが,次にAgCl,AgBr,AgIの溶解度積が異なるために,Ag<SUP>+</SUP>によってハロゲンイオンの電位差滴定をおこなう場合,当量点における電位がそれぞれCr<SUP>-</SUP>,Br<SUP>-</SUP>,I<SUP>-</SUP>の場合について異なる値を有することを利用し,適当な設定電圧を選ぶことにより,Cr<SUP>-</SUP>,Br<SUP>-</SUP>の共存するI<SUP>-</SUP>濃度の連続測定をおこなったところ,Cl<SUP>-</SUP>,Br<SUP>-</SUP>の影響をほとんど受けずに定量し得,満足すべき結果が得られた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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