Variable internal standard 法による酸化ウラン中の微量元素の定量
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概要
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分光分析による金属ウラン中の不純物の定量精度を増すために,不純物として試料中に含まれている鉄を内標準元素とするvariable internal standard法を検討し,Ni,Cr,Mg,Mn,SiおよびAlの定量に本法が有効であることが知られた.発光法は,2%のGa<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>を担体とする担体蒸留法を使用し,標準試料系列の作成法および計算法はCalderの方法を変形して適用した.上記各元素の定量の再現性は,分析線対の組合せ方によりかなり大幅な差があるが,適当な線対を使用すれば再現性は10%以下となる.内標準元素を使用しても,標準試料と分析試料との間になんらかの性質の異なる点があると,分析結果に大きな偏差を生ずるという例がNiの定量の際に見出された.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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高島 教一郎
日本原子力研究所燃料研究部分析センター
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宇留野 八重子
日本原子力研究所
-
中島 篤之助
日本原子力研究所東海研究所分析センター
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河口 広司
日本原子力研究所
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中島 篤之助
日本原子力研究
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