同位体交換-分光分析法による金属ウラン中の水素の定量
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概要
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Zaidelらによって開発された同位体交換-分光分析法を用いて金属ウラン中の水素の定量を行なった.金属ウラン試料は重水素ガスとともに石英ガラス製の交換容器に入れ,加熱して同位体交換を行なわせる.平衡に達するためには,1000℃で30分加熱する必要があった.水素と重水素の混合ガスの分光分析には,光源として27Mcの無電極放電を用いた. H<SUB>β</SUB>とD<SUB>β</SUB>のスペクトル線の記録には狭帯域干渉膜フィルターを組み合わせたファブリペロ干渉計を用いた.試料17gを使ったとき,水素濃度5〜0.5ppmの間では相対誤差は3〜7%であった. 1試料の分析のための所要時間は50〜60分である.
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