誘導結合プラズマ真空紫外発光分析法によるジルコニウム中のスズ及びアルミニウムの直接定量
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概要
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紫外・可視領域のスペクトル線を用いて, ICP-AESでZr中のSn及びAlの定量を試みると, Snでは感度が不足し, AlではZrやOHバンドの著しい妨害を受ける.そこで, 真空紫外領域のスペクトル線を用いて, ICP-AESでこれらの元素を定量する方法を検討した.発光スペクトル線には共に最高感度のSn II 189.99及びAl II167.08nm線を用いた.4種類の分析装置を用いてbackground equivalent concentration, 検出限界などを比較し, 最適装置を選定した.検量にはマトリックスマッチング検量線法を用いた.特に, Alの定量ではFeの近接線の影響を評価して, 補正検量線を作成した.本法をNIST及び日本原子力研究所のZr及びZr合金標準試料中のSn及びAlの直接定量に応用し良好な結果を得た
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1990-10-05
著者
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