クレゾールのNMR法による定量分析
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概要
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オルト, メタ, パラクレゾールをメタノール-水中でNMRスペクトルを測定した結果, 三つのメチル基のシフト差が定量分析に利用できる程度であることがわかった.そこで定量方法として最適濃度を決め, 飽和現象についても検討した.クレゾール11mol%, メタノール22mol%, 水67mol%の混合割合のときに三つのメチル基の分離がよく0.04ppm以上になり, 高磁場側からパラ, メタ, オルトメチルの順にシャープな吸収スペクトルが得られた.この濃度でNMRスペクトルを各混合比を変えて測定し, ピーク高さ比較法で標準偏差2.4%以内の誤差で従来の方法より容易に定量できることを見いだした.また, 市販のクレゾール混合物についても定量し従来法と比較した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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