原子吸光分析法による酸化イットリウムおよび硫化酸化イットリウム中の銅,鉄,鉛,亜鉛の定量
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概要
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酸化イットリウムおよび硫化酸化イットリウム中の銅,鉄,鉛,亜鉛の定量をピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム(APDC)-メチルイソブチルケトン(MIBK)による抽出後,原子吸光分析法で行なった.各金属の抽出に最適なpHは3〜4である.濃縮効果を考え,金属イオン溶液量対MIBK容量比は2:1で行なったが,その際,銅,鉛は98%以上が抽出される.鉄は85%,亜鉛は80%しか抽出されないが,抽出の再現性は鉄±4%以内,亜鉛士3%以内である.多量のイットリウムが共存しても各金属の抽出になんら影響しない.実際試料は王水に溶解後,pHを3に調製してAPDC-MIBK抽出を行ない分析した.その結果,いずれの金属もppmオーダー存在し,精度は銅2.7〜5.3%,鉄3.3〜14.2%,鉛4.0〜11.1%,亜鉛0.7〜12.3%である.
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