電量検出型液体クロマトグラフによる有機酸の定量;ブチルアルコールの活性汚でいによる分解過程への応用
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概要
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活性汚でいによるブチルアルコールの分解過程を液体クロマトグラフィーにより検討した.<BR>強酸性陽イオン交換樹脂を用い,溶離液は5%メチルセロソルブ水溶液,カラム温度55℃で,溶出液は10<SUP>-2</SUP><I>Mp</I>-キノン,10<SUP>-3</SUP><I>M</I>ハイドロキノン,10<SUP>-1</SUP><I>M</I>塩化カリウムの反応液と混合し,カーボンクロスの陽極側に,0.5<I>M</I>ヨウ化カリウム,0.29g/l亜硫酸ナトリウム,10<SUP>-3</SUP>%トライトンX-100の混合液が銀-ヨウ化銀の陰極側に導入される.両電極間に+0.45Vを印加した二次流動電量検出法により低級脂肪酸を定量した.試料液はミリポアフィルターで除菌ろ過し,塩酸を加え窒素ガス通気により液中の炭酸水素イオンを除去した.正常な分解条件下では脂肪酸は認められず,阻害物添加によりギ酸,酢酸,<I>n</I>-酪酸を,溶存酸素欠亡時に酢酸,<I>n</I>-酪酸を,活性汚でいの自己分解時に酢酸,<I>n</I>-プロピオン酸,<I>n</I>-酪酸を認めた.
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