クロム(VI)のクロム(III)-EDTA錯体への還元を利用する還元剤の吸光光度定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
クロム(VI)イオンの酸化反応を利用し,EDTAによるアスコルビン酸,ハイドロキノン,亜硫酸およびチオ硫酸などの還元剤の定量を行なった.クロム(VI)イオンはこれらの還元剤によりクロム(III)イオンに還元され,生成したクロム(III)イオンは容易にEDTAと反応し,クロム(III)-EDTAキレートを生成する.クロム(III)-EDTAキレートの550mμおよび560mμにおける吸光度を測定することにより還元剤の定量が可能である.<BR>一般にクロム(III)イオンとEDTAとのキレート生成反応は非常におそいことが知られている.しかし還元により新たに生成したクロム(III)イオンがEDTAと非常に容易に反応するのは,生成するグロム(III)イオンに水分子が配位する前にEDTAが配位するためと考えられる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- 4-イソプロピルトロポロンによる多核希土類金属錯体の抽出平衡と質量スペクトル
- 国立大学法人化後の分析化学教育
- 蛍光X線分析法によるフミン酸に配位結合したクロム(III)の直接定量
- 4-イソプロピルトロポロンによる希土類元素の共抽出挙動
- 抽出剤を担持したディスク型固相を用いる超微量フェノール類の抽出濃縮法
- 新規な抽出剤としての5-(2,2,2-トリフルオロエトキシメチル)-8-キノリノールを用いるガリウム(III)の液液抽出挙動
- 希土類(III)-ヘキサフルオロアセチルアセトン抽出系における錯体配位子としての配位飽和コバルト(III)キレートの効果
- β-ジケトンによるランタノイド(III)の抽出に対する共存金属(II, III, IV)イオンの選択的増大効果
- JABEE試行認定の審査員(オブザーバー)を経験して
- 5-(4-ニトロフェニルアゾ)-7-(4-エチル-1-メチルオクチル)-8-キノリノールによる亜鉛(II)及びカドミウム(II)の抽出分離に及ぼすトリ-n-オクチルホスフィンオキシドの協同効果
- 分析試薬としての8-キノリノールとその誘導体
- ランタノイド(III)-β-ジケトンキレートとクロム(III)及びコバルト(III)-アセチルアセトンキレート間の多核錯体生成反応
- アクチノイド及びランタノイドの選択的分離濃縮法の開発と環境分析への応用 (一般共同研究・一般協力研究) -- (原子核をプローブとする物理・化学研究)
- 1998年度日本分析化学会学会賞を受賞される 鎌田薩男氏
- 5-(4-ニトロフェニルアゾ)-7-(4-エチル-1-メチルオクチル)-8-キノリノールによる亜鉛(II)の自己付加錯体抽出とその溶媒効果
- 溶媒抽出
- キャピラリーゾーン電気泳動法によるクロロフェノレートイオンの移動度の決定(「特集」キャピラリー電気泳動法の新展開)
- 無機吸光分析 - 高感度・高選択的分析試薬を中心として -
- ポリ[N-(8-ヒドロキシ-5-キノリルメチル)-4-アミノメチルスチレン]キレート樹脂への銅(II)イオンの吸着挙動(:分離(その1))(抽出・吸着分離)
- ビス(ジフェニルホスフィノ)アルカン-銅(II)錯体を用いる陰イオン選択性電極(センサー)
- マイクロ化学チップを用いた超臨界二酸化炭素/水間の分配比測定法の開発
- ニッケル(II),銅(II)及びコバルト(II)のN-ヒドロキシエチルエチレンジアミン-N, N', N'三酢酸とチオシアン酸との混合配位子錯体の組成及び安定度定数
- 亜硝酸ナトリウム及び亜硫酸ナトリウムを触媒とする水和クロム(III)イオンとアミノポリカルボン酸イオンとの錯形成反応及び水和クロム(III)イオンのキレート滴定への応用
- アンチピリンによる鉄(III)-ケルセチン-6'-スルホン酸錯体の溶媒抽出
- 過酸化水素の存在における4-(2-ピリジルアゾ)-レゾルシノールによるクロム(III)の吸光光度法
- 活性炭及びオキシン吸着活性炭によるモリブデン(VI)の特異的吸着
- 吸光光度法によるヘテロポリブルーを用いるピロリン酸とオルトリン酸の同時定量
- ジチゾンによるモリブデン(V)の溶媒抽出
- ゼフィラミンによるモリブデン青のクロロホルムへの抽出挙動
- 鉄(2)イオンの過酸化水素による酸化反応における溶媒効果
- チタン(IV)-過酸化水素-オキシンの三元錯体の組成(ノート)
- クロム(VI)のクロム(III)-EDTA錯体への還元を利用する還元剤の吸光光度定量
- クロム(VI)の酸化反応を用いるEDTAによる還元剤の吸光光度定量
- 8-アミノキノリンと金属イオンとの沈殿反応および8-アミノキノリンの容量分析
- 8-アミノキノリンによるクロム(VI)およびバナジウム(V)の吸光光度定量
- 吸光分光分析 (進歩総説)
- 吸光分光分析(分析化学進歩総説 1963)
- オッシロ・ポーラログラフ法を用いる植物体灰分中の亜鉛の定量
- ルベアン酸を使用する植物体灰分中の銅のポーラログラフ定量
- 植物体灰分中の鉄,亜鉛およびマンガンのポーラログラフ同時定量における抽出法の応用
- ポーラログラフ法による植物体灰分の分析-3-
- 8-アミノキノリンによるクロム(VI)およびバナジウム(V)の吸光光度定量
- テトラシアノニッケル錯体と銀の置換反応を利用する微量銀の迅速光度定量
- 長鎖8-キノリノール液体膜によるウラン(VI)の濃縮(超微量分析のための前処理と予備濃縮)
- チタン(IV)-過酸化水素-オキシンの三元錯体の組成
- クロム(VI)のクロム(III)-EDTA錯体への還元を利用する還元剤の吸光光度定量
- クロム(VI)の酸化反応を用いるEDTAによる還元剤の吸光光度定量
- 8-アミノキノリンと金属イオンとの沈殿反応および8-アミノキノリンの容量分析
- 5 吸光分光分析
- 吸光分光分析
- オッシロ・ポーラログラフ法を用いる植物体灰分中の亜鉛の定量 : 生物体中の痕跡元素の分析法に関する研究(第19報)ポーラログラフ法による植物体灰分の分析(その7)
- ルベアン酸を使用する植物体灰分中の銅のポーラログラフ定量 : 生物体中の痕跡元素の分析法に関する研究(第16報)ポーラグラフ法による植物体灰分の分析(その6)
- 植物体灰分中の鉄,亞鉛およびマンガンのポーラログラフ同時定量における抽出法の応用 : 生物体中の痕跡元素の分析法に関する研究(第13報)
- 生物体中の痕跡元素の分析法に関する研究第8報 : ポーラログラフ法による植物体灰分の分析(その3)イオン交換樹脂の使用
- 長鎖アルキルオキシメチル基を有する8-キノリノール誘導体担持樹脂によるパラジウム(II)の固相抽出