国際保健医療協力NGOの看護職派遣状況と研修・技術支援体制
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概要
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【目的】本研究の目的は国際保健医療協力におけるNGO看護職の派遣・支援体制を明らかにすることで, 今後NGOが整備すべき分野および看護職が自らの資質を伸ばす方法を検討することである.【対象と方法】NGOダイレクトリーに記載された保健医療分野で海外に人材を派遣している137団体に対し, 質問紙を郵送し, 74団体 (53%) から回答を得た.看護職を派遣していた27団体中, 十分回答していた20団体について分析した.【結果】20団体から404人の看護職が派遣されていた.18団体は現地受入れ団体があり, 看護職と派遣契約を交わしているのは8団体であった.帰国, 休暇, 健康管理, 安全対策などの規定を設けている団体は少なかった.研修は団体の概要や任国事情が中心だった.【結論】NGOは支援体制が不十分で即戦力を求められるため, 看護職自らが国内外の研修に積極的に参加する必要があり, NGO側は派遣・支援体制の整備, 研修機会の提供により, 協力効果の高い活動を期待できるだろう.
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