看護職による国際協力の還元に関する研究 : 青年海外協力隊帰国後, 再び国際協力に参加を希望する理由とその障害
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概要
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【背景と目的】青年海外協力隊経験者の8〜9割は再参加を希望するが, 帰国後の還元に関する一連の研究は進んでいない.ゆえに看護職の場合の課題を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】協力隊帰国看護職397名に対し, 「再参加の希望」「希望理由」「障害」について郵送式質問紙から得られた回答を意味のある文に区切ってコード化し, 類似するコードごとにカテゴリー化して分析した.【結果】再参加希望者は多いが(289名・72.8%), 障害なしは14名(3.5%)だけであった.再参加希望の理由, 障害は, 1.一番多い理由は自己実現, 2.理由と障害の両方に「専門」と「語学」が挙がる, 3.障害は「家族」「自己」の個人的問題, であった.【結語】他職種と同じく再参加を希望しているが, 再参加者は少なく, 障害に「家族」や「健康」などの個人的問題がある, という女性の多い職種の特徴が浮かび上がった.
著者
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森 淑江
群馬大学医学部保健学科
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横川 裕美子
広島国際大学 保健医療学部
-
戸塚 規子
静岡県立静岡がんセンター
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浅野 美智留
九州大学医学系学府
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浅野 美智留
九州大学医学系学府医療経営・管理学修士課程
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