ラオスの助産技術-青年海外協力隊へのインタビューと報告書の分析-
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概要
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【目的】日本とラオスの助産技術の差異からラオスの助産技術について明らかにすることを目的とする。【方法】ラオスに派遣された青年海外協力隊看護職隊員14名の活動報告書から「助産」に関する記述のある2名の報告書の分析と帰国隊員2名、派遣中の隊員1名への半構造化面接調査を行った。日本と異なる助産技術に関する記述を抽出コード化し,看護実践における技術的側面《助産技術》(厚生労働省2003)に沿って分類した。【結果】隊員が述べた日本と異なる「助産」は合計52コード抽出され、〔妊産婦〕25コード、〔新生児〕7コード、〔褥婦〕2コード、〔証明書等〕1コード、〔その他〕17コードに分類された。【考察】妊娠・分娩・産褥・新生児期にある女性と新生児ケアにおけるラオスの助産技術は日本と違いがあることが示唆された。【結論】ラオスと日本の助産技術の違いが明確化された。それらは、今後の看護分野での国際協力活動に多大に寄与するものと考える。
著者
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高田 恵子1)
1) 埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科 2) 群馬大学医学部保健学科 3) 長野県看護大学
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栗原 千絵子
埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科
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高田 恵子
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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辻村 弘美
群馬大学医学部保健学科
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森 淑江
群馬大学医学部保健学科
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高田 恵子1)
1) 埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科 2) 埼玉県保健医療部児玉福祉保健総合センター 3) 埼玉県環境部温暖化対策課
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宮越 幸代
埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
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宮越 幸代
長野県看護大学
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栗原 千絵子
群馬大学医学部保健学科
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長嶺 めぐみ
群馬大学医学部保健学科
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