スクリーンミル粉砕過程解析のための衝撃粉砕実験

概要

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スクリーンミルの粉砕速度解析のために基礎的な実験を行い, 衝撃板への一回ごとの衝突における砕製物粒度分布を測定した.使用した粒子は相馬砂およびネオビードであり, 衝撃速度は15.1, 32.3, 47.1, 62.6m・s<SUP>-1</SUP>とした.これらの分布は近似的にRosin-Rammler式によって表現された.分布パラメータは, ほとんど砕料径によらず, 衝撃速度の関数であった.粒子の運動エネルギーに対する比表面積増加量の比で定義した粉砕効率は衝撃速度に対して極大値をとる傾向が認められた.<BR>粉砕確率は近似的に砕料径および衝撃速度のWeibull分布関数によって表現された.破砕関数は近似的にRosin-Rammler式で記述された.両関数の第一次近似は, 粒子径の2〜4次のベキ関数として与えられた.これらは, スクリーンミルの選択関数および破砕関数と同一の傾向であり, 本実験によりスクリーンミルの粉砕の検討のための基礎的データを得た.
社団法人化学工学会の論文