主成分分析法による粒子形状の分類
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概要
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ムライト質ビーズの粒子形状の分類に主成分分析法を適用した.粒子の2次元像から求められるパラメータとして長短度, 円形度などの形状指数および偏角関数のフーリエ係数を採用した.形状指数の間には相関関係が得られ, それより指数は四つに類型化できた.しかしフーリエ係数では相関関係が弱かった.<BR>それらのパラメータのうちnon-holomorphicな像に対しても定義できる8種類を選択し, 同様に解析した.第1主成分は長短度と, 第2主成分は輪郭の凹凸と関係づけられた.また, それらの全分散に対する寄与率は84%であった.傾斜回転円板により形状にもとついて分離した二つのムライト質粒子群の分類を試みた.二つの主成分で構成されるパターン空間は形状の分類に有効てあることを示した.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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山口 賢治
理化学研究所
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遠藤 茂寿
(独)産業技術総合研究所
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空閑 良寿
理化学研究所粉粒体工学研究室
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古閑 二郎
理化学研究所粉粒体工学研究室
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遠藤 茂寿
理化学研究所 粉粒体工学研究室
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空閑 良寿
理化学研究所 粉粒体工学研究室
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山口 賢治
理化学研究所 粉粒体工学研究室
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