海綿状金属磁気フィルターの逆洗

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概要

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3種類の海綿状ニッケル磁気フィルターを用い, 濾液速度(0.01〜0.1m/s), フィルター厚み(0.01〜0.2m)および印加磁場(3.98×10<SUP>4</SUP>, 7.96×10<SUP>4</SUP>A/m)などの条件下でマグネタイトスラリーを濾過した.逆洗水速度<I>u</I><SUB>ω</SUB>を0.02〜0.1m/sに変え, フィルターの洗浄を行った.捕集されたマグネタイト粒子のフィルターからの脱着率η<SUB><I>d</I></SUB>を測定し, 諸条件の脱着へ与える影響について検討した.泡径の大きなフィルターでは再生性能は濾過条件に依存せず, <I>u</I><SUB>ω</SUB>=0.03m/sでηαは約10〜20%であった.他方, 0.3mmの泡径のフィルターでは, <I>u</I><SUB>ω</SUB>の影響は顕著にみられ, <I>u</I><SUB>ω</SUB>=0.05m/sでη<SUB><I>d</I></SUB>は70%に達した.逆洗水中に脱着粒子の粒度は供給時の2〜5倍に増大していた.
社団法人化学工学会の論文

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