アルミナ微粒子表面上へのチタニアコーティング
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概要
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一つの新しい粉体表面改質方法を検討するため, 疎水性有機溶媒であるノルマルヘキサン中でチタンのアルコキシドの加水分解反応を利用して, あらかじめ水を吸着させたアルミナ微粒子表面にチタニアを均一にコーティングすることを試みた.この方法において, チタニア微粒子がアルミナ表面から分離しない処理条件を明らかにした.コーティング粒子は, TEM, EDX, 熱分析, ICP分析により評価した.また, 一様にコーティングされたアルミナ微粒子は, チタニア微粒子にほぼ近いゼータ電位を示していた.なおチタニアの生成量は, アルミナ表面への吸着水分量を調節することによって制御することができた.
著者
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淡野 正信
名古屋工業技術研究所
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柘植 明
名古屋工業技術研究所セラミックス基礎部
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砥綿 篤哉
名古屋工業技術研究所
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山東 睦夫
名古屋工業技術研究所
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砥綿 篤哉
名古屋工業技術試験所
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淡野 正信
名古屋工業技術試験所
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山東 睦夫
名古屋工業技術試験所
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