アモキシシリンの魚病細菌に対する試験管内抗菌活性
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概要
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ペニシリン系半合成抗生物質アモキシシリン(AMPC)の数種魚病細菌に対する抗菌活性を調べた。AMPCは特にPasteurella piscicidaに対して低濃度で発育を阻止した。AMPCとアンピシリン(ABPC)のP.piscicidaに対する殺菌活性を比較したところ, 同一力価においてAMPCがより強い殺菌効果を示した。また, 試験管内における耐性獲得試験において, P.piscicidaは20回継代後もAMPCに対する耐性獲得は認められず, ブリ類結節症の治療薬として期待できる成績が得られた。
- 日本魚病学会の論文
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