ヤギ精巣抽出物および精漿中のインヒビン様物質について

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
ヤギ精巣および副生殖線のインヒビン様活性をin vitroアッセイ(マウス下垂体インキュベーション法)を用いて検索した結果,活性は精巣にのみ認められ,副生殖腺には認められなかった.ヤギ精巣と精漿のインヒビン様活性を,in vitroおよびin vivoアっセイ(マウス子宮重量法)を用いて比較検討した結果,精巣と精漿の粗蛋白質は,in vitroアッセイではLH-RH添加による下垂体からのFSH放出を抑制し,in vivoアッセイではhCGで刺激されたマウス子宮の重量増加を抑制した.両試料は,2種のアッセイにおいて,いずれも投与量に比例した抑制を示した.限外〓過の結果,精巣の活性物質は分子量10,000-30,000および100,000以上の分画に,精漿の活性物質は5,000-10,000および10,000-30,000の分画に見いだされた.活性は熱処理(100°C,5分間)により消失した.
社団法人日本畜産学会の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク