大気及び室内環境における揮発性有機化合物のオンサイト分析
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概要
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揮発性有機化合物(VOCs)はオゾン形成などに関与し,地球温暖化の原因の一つと考えられ,ベンゼンをはじめいくつかのVOCsは発がん性など有害性があるため,VOCs汚染実態の把握とリスク評価が急がれていた.そこで著者らのグループはまずパッシブサンプリング法による大気中VOCsの長期モニタリング法を開発し,その環境動態や発生源を明らかにした.さらに,VOCsによる人の健康リスクや環境負荷を明らかにするために,ポータブルな小型VOCs連続測定装置を開発し,実験室内や大気環境中のVOCsの濃度の連続モニタリングに適用し,その挙動や発生源を明らかにすることができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
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山田 悦
京都工芸繊維大学環境科学センター
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布施 泰朗
京都工芸繊維大学環境科学センター
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Korenaga Takashi
Faculty Of Integrated Arts And Sciences University Of Tokushima
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