冬期における茶芽の耐凍性の品種間差異
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概要
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1. 冬期における芽の耐凍性を調べるために,1979年から1981年の1月と2月に44品種・系統を使い,-10℃から-15℃の低温処理を行い,調査は摘採面から下へ第3芽までについて行った。<BR>2. 芽の耐凍性に品種間差が生じ,24品種・系統は表6のような分類になった。<BR>3. 芽の耐凍性を検定する場合,-10℃・2時間では被害の程度が軽いが,-15℃・2時間では枯死するものが多く限界条件と考えられる。したがって芽の耐凍性の検定には,-11〜-12℃・2時間の処理が適当と考えられる。<BR>4. 芽の位置の違いにより耐凍性に差があり,摘採面下第1芽より第3芽が強い。検定を行う場合には,第3芽までについて行うことが好ましい。
- 日本茶業技術協会の論文
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