チャ胚軸培養における採取時期,摘出胚軸の乾燥ならびに植物生長調節物質の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
チャ種子の採取時期と胚軸摘出後の乾燥条件ならびに培地の植物生長調節物質の組合せが乾燥胚軸の生育に及ぼす影響について検討した。<BR>1.胚軸培養で胚軸の正常な生育を促すための種子の採取時期は完熟期である10月中・下旬が適していた。<BR>2.胚軸摘出後,吸湿・乾燥処理を行うことにより,胚軸や葉の異常肥大が少なくなり,胚軸が正常に生育するとともに微生物汚染も少なくなった。<BR>3.胚軸培養で胚軸の芽と根の生長にとっての最適な植物生長調節物質の組合せはIBA0.01mg/lとBA1.0mg/lを組み合わせが適し,GA<SUB>3</SUB>は必要ないものと考えられた。
- 日本茶業技術協会の論文
著者
関連論文
- 今年の一番茶をふり返って
- 静岡県における軌条走行式茶園管理装置の開発経過および普及状況
- おくひかりの仕立て法
- アンケ-ト調査からみた山間地茶園の収量性
- 乾燥と超低温に対するチャ種子の胚軸と子葉の反応の差異
- 山間傾斜地茶園の機械化(レ-ル式)栽培体系の確立(下)レ-ル式導入で摘採・製造・販売など,家族分担できるので規模拡大もでき所得UP
- 山間傾斜地茶園の機械化(レ-ル式)栽培体系の確立(上)15度の傾斜までならレ-ル式導入OK,摘採のほか整枝・防除・施肥・中耕などの作業もできる
- チャ遺伝資源の超低温保存
- チャの試験管内挿木における培地条件の改良 : (2)植物生長調節物質の最適条件の検討
- チャの試験管内挿木における培地条件の改良 : (1)MS培地の基本成分の希釈度ならびにWP培地との比較
- チャ胚軸培養における採取時期,摘出胚軸の乾燥ならびに植物生長調節物質の効果
- 秋から春にかけての気象要因が一番茶の収量に及ぼす影響について
- 萌芽期と摘採期に及ぼす秋から春にかけての最高・最低気温と降水量の影響について
- チャの葯培養における継代培養が葯内花粉粒の分裂に及ぼす影響
- 冬期における茶芽の耐凍性の品種間差異
- チャの葯培養における多細胞化花粉粒形成に及ぼす培地糖濃度と植物成長調節物質濃度の効果
- 新しい煎茶用品種つゆひかり
- A New Tea Variety for Green Tea "Ooiwase"