チャの葯培養における継代培養が葯内花粉粒の分裂に及ぼす影響
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概要
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チャの葯培養で,ショ糖濃度10%の培地から2%の培地へ培養葯を移植した場合の葯内花粉粒の細胞分裂に及ぼす効果について調べた。<BR>1. ショ糖濃度10%の培地で2週間目まで培養すると,退化花粉粒の増加をみた(表1)。<BR>2. ショ糖濃度10%の初回培地で分裂花粉粒が多くある培養1週間目にショ糖濃度2%の培地への移植は,分裂の促進に効果があった。<BR>3. 移植に用いる培地のホルモン濃度は2,4-Dが1ppmで葯内花粉粒の分裂を促進し,10ppmでは劣った。カイネチンは0〜10ppmの範囲で大差がなかった。<BR>4. チャの花粉粒が多細胞化していく過程はLolium,Nicotianaと同様に栄養核の分裂にょるものであることが観察された。
- 日本茶業技術協会の論文
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