国際獣疫事務局(OIE)などによる飼料に関する国際基準
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概要
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飼料の安全性を脅かす危害要因(ハザード)には,ダイオキシン,カビ毒,重金属,有害微生物などがある。近年,食品安全に対する消費者の関心が高まる中,ベルギーなどでの飼料のダイオキシン類汚染に起因する汚染鶏肉などの流通(1999年),中国産の小麦グルテン,乳製品などの飼料原料へのメラミン混入(2007年),養殖水産動物用飼料へのマラカイトグリーン汚染(2006年)など飼料の汚染などを原因とする食の安全を脅かす事故・事件が相継いで発生し,飼料の安全性に対する関心が高まっている。このようなハザードから飼料及び飼料原料の安全を守るため,2004年にコーデックスの適正動物飼養規範が策定され,2009年5月に国際獣疫事務局(OIE)の陸生動物衛生コードに新たな章「飼料中における動物衛生及び公衆衛生上重要なハザードの防止のためのガイドライン」が設けられた。
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