壁面に間伐材を用いた補強土壁工法(石川県における適用事例について)
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概要
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気候変動枠組条約第3回締結国会議において,先進国では2008年〜2012年の間に温室効果ガスを一定量削減することが決定した.日本では6%削減することが義務付けられ,このうち3.9%を森林整備によって吸収する計画とした.そこで,国および各自治体では、健全な森林の成長を促す間伐作業の推進が図られており、間伐によって発生した間伐材の有効活用が必要とされている.そこで,筆者らは間伐材の有効活用として,補強土壁の壁面材に間伐材を適用した.本論文は,壁面材に間伐材を用いた補強土壁の工法概要と,過去に構築した補強土壁の経年調査について報告するものである.調査は,植生状況,間伐材の腐食状況および補強土壁の安定度について実施した.
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